SPECIAL MESSAGE
時代の枠を超えたホスピタリティーを

「ずっとここに居たいと思うこと」を叶える会社でありたい。
代表取締役社長 西谷 清
CHAPTER 01
喜多ハウジングの原点
業界の常識への挑戦。価格競争ではなく、価値で選ばれる会社へ。
私たちの物語は、1970年、創業者がたった一人で始めた内装工事業から始まります。当時、建築業界には元請けと下請けという絶対的な力関係が存在し、高い技術を持つ専門業者であっても、その立場は弱いものでした。
元請けができない専門的な仕事をしている誇りがあるのに、なぜ奴隷のように扱われるのか。経営理念もなく、社員を育てる気もない会社の下で働き続けて、自分たちの未来はあるのか。創業者である喜多計世は、業界の悪しき習慣に強い矛盾を感じていました。この構造自体を変えたいという決意が、喜多ハウジングの原点です。
1979年、リフォームという言葉すらない時代に、当社は増改築の専門会社として設立。
事前に家を建てた会社に、また改装を頼みますか?とアンケートを取ったところ、8割が頼まないと回答。そこに大きなビジネスチャンスを見出し、まだ誰も歩んでいない道を切り拓いていったのです。
やがて業界では、価格の安さを武器にするモノ売りが主流となります。しかし、私たちはその流れに乗りませんでした。
創業者は、物売りやったら誰でもできる、そんなことをするぐらいなら廃業した方がいいと、価格競争を断固として拒否しました。
私たちが届けたいのは、モノではなくコト。つまり、お客様の暮らしを豊かにする考え方や提案そのものです。
大型の改修で、一邸一邸にじっくり向き合う。そのスタイルは、どんな時代であろうと、決して譲れない一線でした。
その信念を貫いた結果、全国リフォームコンクールで第1回から連続で受賞を重ねる実績を達成。これが他社には真似できない、絶対的な差別化となり、喜多ハウジングの価値を不動のものにしたのです。



CHAPTER 02
ずっとここに居たいということ
私たちがつくるのは、お客様の「ずっとここに居たい」という想い。
なぜ私たちは、新築や不動産ではなく、リフォーム・リノベーションという建築にこだわり続けるのか。それは、この仕事にしかない圧倒的な面白みと可能性があるからです。
リフォームの現場に、同じ家は一つとしてありません。木造、鉄骨、古民家、町屋。築年数も、お客様の家族構成も、価値観もすべてが違う。決まりきった規格の中から選ぶのではなく、一つひとつの出会いの中で、お客様の不満や悩みに耳を傾けることから、私たちの仕事は始まります。
家に帰りたくない、この部屋にいるのが嫌だ。
そんなお客様のマイナスの感情が、私たちの手によって、ここにずっと居たい、何もしなくてもただこの空間にいるだけで満たされるというプラスの感情に変わっていく。その瞬間に立ち会えることこそ、この仕事の醍醐味です。
だからこそ、お客様が欲しいものではなく、お客様のためになることを提供する姿勢を崩しません。
お客様の言葉の奥にある潜在的な想いを汲み取り、5年、10年、20年先まで安心して暮らせる空間を届ける。そのために、自社で職人を育成し、設計から施工まで一貫して責任を持つ体制を強化しています。
どれだけ素晴らしい設計をしても、施工の質が伴わなければ意味がない。
社長に就任してから、社員として大工を育成し始めました。2030年には、工事の半分を自社の社員職人で手がけることが目標です。質の高いコトを提供し続けるために、私たちはこれからも進化を続けます。

CHAPTER 03
社会課題解決への挑戦
家づくりは、社会課題の解決へ。2030年の、その先に見据える未来。
これから私たちが目指すのは、「北陸三県において大型改修なら喜多ハウジング」という地位を、誰もが認める圧倒的なものにすること。そして、その先に見据えているのは、リフォーム・リノベーション事業を通じた、日本の社会課題そのものとの向き合いです。
一つは、「性能向上リフォーム」による、安全で持続可能な暮らしの実現です。災害が多いこの日本において、住まいの耐震化は命を守るために不可欠です。また、エネルギー問題が深刻化する中、断熱性能を高める省エネ化への要請も年々強まっていますこれらは国の重要な政策でもあり、高い技術力を持つ私たちだからこそ「先駆者として世の中に貢献していきたい」と強く考えています。
二つ目は、深刻化する「空き家問題」への貢献です。
新築を建てるだけでなく、今ある家を再生し、価値を高めて次の世代へつなぐ。私たちの仕事は、既存の住宅ストックを有効活用し、街の活力を未来へ継承していくことにも繋がります。
そして三つ目が、多様化する世帯への対応です。
少子高齢化や単身世帯が増加する中で、「住み慣れた家で、最後まで自分らしく暮らしたい」というニーズは確実に増えていきます。私たちは、暮らし方に合わせた減築やバリアフリー化など、一人ひとりの人生に寄り添う選択肢を提供していきます。
これらの社会課題の解決に、私たちのビジネスの成長機会があります。
「家を建てて、ローンを返すだけの人生は面白くない」とも思います。住まいへの投資を最適化し、生まれた余力で旅行や趣味を楽しむ。そんな豊かな人生を応援することも、私たちの提供する大切な価値なのです。
CHAPTER 04
ブランドを創る組織の形
社員の成長を支える、独自のチームと制度。
お客様に最高のサービスを提供するためには、まず社員が働きやすい場所でなければなりません。その想いから生まれたのがキタデザインチーム、キタエンジニアチームという独自の組織体制です。
お客様一組に対し、5〜6人のチームでプランを練り上げます。個人プレーではなく、多様な視点を掛け合わせることで、想像以上の提案が生まれる。このチームでの取り組みが、コンクールでの連続受賞や、喜多ハウジングというブランドを創り上げてきました。
子育て支援の証である「くるみん認定」を県内同業の中小企業でいち早く取得し、今では産休・育休からの復帰率は100%。かつては結婚や出産を機に退職するのが当たり前だった会社が、今はライフステージに合わせて誰もが働き続けられる会社へと変わりました。
そして次のステップは、誰もが気兼ねなく長期休暇を取れる会社にすること。昨年、私も新婚旅行以来、1週間以上の休みを取りました。
まずは私から、10日、そして2週間と休む。上の人間が率先して休むことで、休むのは当たり前という文化を創りたい。リフレッシュして、また新たな気持ちで仕事に向き合う。そんなサイクルが、会社の成長に繋がると信じています。

CHAPTER 05
求職者の方へ
求めるのは、建築知識より「好奇心」。
最後に、私たちがどんな仲間と共に働きたいか、お話しします。求めるのは、二つだけです。
一つは、何かを長く続けてきた経験。つまり継続力です。そしてもう一つは、ゼロからイチを生み出せる好奇心。
驚かれるかもしれませんが、建築の知識は必須ではありません。私自身、建築を全く学ばずにこの業界に入りました。
素人だったからこそ、固定観念に縛られず、自由な発想ができた。建築の知識は、時としてお客様の夢の邪魔になります。
かっこいい、素敵だな、と素直に感じられる感性。自分ならもっと面白くできるんじゃないか、とワクワクできる好奇心。
それさえあれば、知識やスキルは後からいくらでも身につきます。
お客様を心から喜ばせたい。自分の仕事で、誰かの人生を豊かにしたい。
そんな想いを持つ人にとって、喜多ハウジングは最高の舞台になるはずです。私たちの想いに共感し、一緒に未来を創ってくれる仲間と出会えることを楽しみにしています。
